マイコンBASICマガジン 1988年12月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)


「HIP-DUMP」
プログラムは4つに分かれていますので、本誌の解説どおりに作業して保存しておきましょう(*''▽'')
なおMSXPLAYerではキャラのアタリ判定がおかしく、下降中に敵をすりぬけてしまって倒せないときがありますw

探検家HIP-DUMPを操作して変な生き物をつぶしてアマゾンの奥地から脱出します。

フィールド上の茶色の通路にある矢印で止まるとその矢印の方向に動きます。ただし通路の一番上に矢印がある場合は下降します。

茶色の通路を下降中。

矢印に当たると矢印の方向に進んで矢印は反転します。ただし一番上に矢印がある場合は変わりません。

下降しているときに敵をつぶせます。ハリネズミみたいな敵(1面には居ません)以外をすべて倒せば面クリア。

2面。ゆっくり動くハリネズミみたいな敵は倒せないのでうまく除けて攻略しましょう。

4面。スライムみたいな敵も同じように倒していきます。

問題の5面。ここでは敵が最上部から降りこないので普通の方法では敵を倒せません。

上昇中の茶色の通路の一番の上の矢印部分で一瞬止まり、そこから下降するときに真横にいる敵を倒すことができます。
しかし敵が動いてくるタイミングをシビアに見極めないといけないので鬼ムズ(゚∀゚)

そんな感じで全21面を攻略していきます。

そして21面をクリア~!

エンディング!アマゾンの奥地から脱出することができました~。

5面のようにクリアが非常に難しい面があるのがちょっと残念なところです(;'∀')

マイコンBASICマガジン 1988年11月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)


「ふうせん3」
半魚人を操作してふうせんを全部取ったり割ったりしてドアまで行き、全15面をクリアして塔の屋上から脱出します。

キャラがカワイイ(*''▽'')

ゲームスタート~。

地面やはしごが無い場所では1マスずつ下に降りていきます。ふうせんを水中では1個、地上では3個以上持っていれば上昇するのでうまく利用してドアを目指します。

水中でふうせんを1個とって上昇中ですが・・・

とげに当たると割れてしまいます。しかしふうせんを割らないと全部のふうせんがとれずにクリアできなくなるので、計画的に割っていかなければなりません(*''ω''*)

はしごの上ではふうせんを持っていても上昇しません。

ちなみにとげの上側にふうせんがある場合は割れません。クリア不能になった場合はリターンキーでギブアップできます。

はしごを利用して斜め上方にあるふうせんを取っていきます。


ふうせんを3つ持っているので地上を上昇。

ドアに入って面クリア~。各面をクリアするとパスワードが表示されるのでコンティニューもできます。

FLOORは全15面あります。

ふうせんを取る順番や通るルートをよく考えることが必要です(*''ω''*)

全15面をクリアしてエンディング!

各面のパスワードです。ネタバレ注意!

マイコンBASICマガジン 1988年10月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)


赤ずきん -おおかみ退治伝説-」
赤ずきんちゃんがおばあさんを助けるために冒険して謎を解いて悪いおおかみを倒す、というロールプレイングゲーム

フィールドはロマンシア風で横に拡がっていて、最初のフィールドには宿屋があります。

画面上で動いているモンスターに触れると戦闘モードに。

コマンドもキーを押しっぱなしでOK。

敵を倒して経験値とゴールドをゲット。ちなみに死んでしまった場合でもお金が0になるだけで、レベルや謎解きの過程はそのまま引き継がれる親切設計(*'▽')

敵と戦って経験値とお金を稼ぎ、体力が少なくなったら宿屋で回復(*'ω'*)

経験値が貯まってレベルアップ!

フィールドの先に進むほど敵が強くなるので、レベルが上がれば先に進んでいっても心配が少なくなります。
そして点在する家などに入って謎を解くための情報収集&フラグ立てwをしていきましょう(*'▽')



正解のボタンを押したら画面がスクロールして仙人のイベント発生!


敵との戦闘中には魔法が使えますが、ここでは魔法が2の「けろりん」しか使えません。

仙人を倒して「ぎんのかぎ」をゲット!

フィールドの先にあった扉がこれで通れます。

さらなる謎解き。

ここのフィールドには武器屋と宿屋があります。


長くなるのでまとめますよ。

おうじょのイベントは上から降ってくるレンガをよけるミニゲーム(*''ω''*)

ミニゲームをクリアして「きんのかぎ」をゲット!


フィールドの先にある「きんのかぎ」が無いと通れない扉を通ると・・・

おおかみ出現!しかし・・・

扉の前に戻されました。何かフラグが足りないようですな。

またまたまとめます。おおかみを倒してもまだ終わらない!?

なんと真のボス登場w

真のボスはまたもおおかみ。さすがに強い。

倒した!これでゲームクリア!

終盤で入手した「ずきん」が発動して赤くなってエンディング!

フィールドと敵のまとめ。一番強い敵でも最後の方は一発で倒せるザコになりますよw

ゲーム中にいろいろな謎を解いきますが基本的に簡単なのでサクサク進み、ゲームを飽きさせないイベントもあるのでたいへん楽しく遊べます(*'▽')

ちなみに本誌のCKECKER FLAGによるとプログラムが長すぎで誌面が足りなくなるのでストーリーがカットされているとのことです。

主人公は赤ずきんのはずなのになぜか最初から白いずきんであることなどいろいろな謎の理由は掲載をカットされてしまったストーリー内にあったのかもですが、真相は作者さましかわからないようです(;'∀')

マイコンBASICマガジン 1988年9月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)


「Put'n」
将棋・オセロに続く新しい思考型ゲーム!?

2人用のゲームなので、1Pはカーソルで赤タルクを、2Pはジョイスティックで青タルクを操作します。

タルクを移動させて敵のキングタルクに到達させるのがこのゲームの目的。

タルクは3枚まで重ねることができ、重なりの数はタルクの色の濃さで判別できます。重ねたタルクを移動させると増殖します。

本来は2人用なのでこのようになることはありえませんが、1人でひたすら画面一杯にタルクを増殖させているだけで心が安らぎます(何

タルクをキレイに整地できました(そうじゃないw

整地はあきらめて()相手のタルクの陣地を攻撃し、キングタルクに到達して青が勝利。負けた方はなぜかピースします(/・ω・)/

本誌のCHECKER FLAGではDr.Dが市販してもおかしくないくらいと絶賛していました(*'▽')

マイコンBASICマガジン 1988年8月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)


表紙はやぶれてはずれてしまっています(;'∀')

ページ割れもしてしまってもうボロボロです。しかしこれも当時読み倒していた証拠 ( *¯ ω¯*)フンス

プログラムの応募カードが切り取られています。たぶんゲームミュージックのプログラムを投稿したのだと思います ( *¯ ω¯*)フンスフンス


揚子江」(要漢字ROM)
麻雀をすごく簡単にしたようなゲーム。

対戦相手はおらず、牌は萬子と字牌しかありません。

牌の山から牌を1枚づつ取って役を作っていきます。

あと一枚でアガリになったのでリーチ!

牌を30個捨てると流局に・・・

実際の麻雀と違ってテンパイしていても点を引かれますw

再びリーチ!

今度はアガれました!「門前清」は順子と刻子を2:1または1:2で揃えた基本的な役です。

画面上部に「盗牌」とありますが、これと同じ牌をツモるとコンピューター()が牌の山から牌をひとつ勝手に捨ててしまいます(;'∀')

そのほかのアガリ役はこんな感じ。最強の役は「揚子江」。いわゆる大三元

役が揃わないまま上がるともちろんチョンボw

ルールも簡単で制限時間も無いのでひたすら楽しく遊べます(*'▽')

この「揚子江」は要漢字ROMのため当時打ち込んでいなかったので今回新たに打ち込んだものですが、リスト誌面には鉛筆で行番号付近をマークしてそれを消しゴムで消してある跡がありました。もしかすると当時途中まで打ち込んでいたのかも。まったく記憶にはありませんがw

マイコンBASICマガジン 1988年7月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)


「HORROR OF 1/2」
全部で13ある部屋のボール型安全装置が壊れたので「だいじょぶ君」を操作してボールを緑色の穴へ運びます。

左が自機、真ん中がボール、右が敵。自機はボールと敵のどちらに当たってもライフが減ります。自機の動きには慣性があるので操作は慎重に(*'ω'*)

自機をボールにぶつけると互いの移動量が交換されるので、これを利用してボールを動かしますます。

うまく緑色の穴に当たって面クリア~。

ボールのあるところや緑色の穴までのルートに狭いところが多いです(;'∀')

緑色の穴付近にかけて敵がうろうろしてジャマなので、先に排除してルートを確保しました。スペースキーでライフと引き換えに敵を足止めすることもできます。

低速かつ垂直水平にボールを移動させれば狭いルートでも楽勝!?

そんな戦いが13面続きますw

各面のクリア時の様子。ちなみに面を描画しているときにESCキーを押すと9面までは次の面に飛ぶことができます。

13面をクリアすると何事もなかったように1面にもどったのでここで終了します~。

どの面もとても凝っていて見ていて楽しいですね(*'▽')

マイコンBASICマガジン 1988年6月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)


「祖羅曼蛇」
沙○曼蛇の3面をMSX2で再現!?

ゲームスタート。雰囲気はすばらしいですが、BGMは「箕面高校生徒会の歌」というのががシュールすぎるwww
見えているキャラは「不死蝶」。このゲームには攻撃という概念が無いので避けてやり過ごすしかありません(/・ω・)/

この美しくて迫力のあるプロミネンス!MSX2ってスゲー(゚∀゚)

しばらく進むとボスの「祖羅曼蛇」が出現!!!

攻略法はアーケード版とほぼ同じ!フェイントをかけてうまく誘導し、しばらくグルグル回っていると勝手に消滅して面クリア~。

2面と3面は円が小さくなるのでうまく誘導するタイミングが難しい。

4面と5面は円が極小w

5面をクリアして次の6面へ・・・

と思ったらステージが消えていきます。

ついに感動?のエンディング!そしてスタッフが表示されてゲームエンド(*'▽')

当時ベーマガ誌上で見て度肝を抜かれた伝説のゲームを、時を超えた令和の世に紹介できて感無量でなのであります(゚∀゚)

マイコンBASICマガジン 1988年5月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)


「ARCHANGEL」
大悪魔が起こした大地震によって閉じ込められた宮殿から脱出し、脱出すればARCHANGELの称号を与えられます。
真のエンディングを見るにはあることをしなければなりませんが、あなたはを見ることができるか!?

神さまからは物を引き付ける力を授かっています。なのでブロックは引いて動かすことしかできません(;'∀')

引きたいブロックの方向にカーソルを押しながらスペースキーを押せばブロックを手前に引くことができます。

ブロックを動かしつつキーを取ってドアに入ればクリア~。

ハマってクリア不能になったら「G」(大文字)を押せば自爆?できます。

3面。キーが見当たりませんが・・・

ブロックに隠れているので動かすと出現します。

4面。キーもドアも見当たりませんw

ブロックに隠れたキーが出現。

ドアもブロックに隠れていました。

そんな調子で宮殿は11面まで続きます。

そして最終面。シンプルに十字架でブロックは1つのみ。

キーは当然ここにあります。

さあ全面クリア・・・

ずいぶんそっけない・・・これはバッドエンディングのようですw

やり直し。今度はブロックを戻して・・・

ドアに入り画面が上下左右に激しく揺さぶれられます!

これが真のエンディング!

ブロックの移動には少し慣れが必要ですが、操作感も非常に良くてボリュームもちょうどいい感じ。とてもよくできた楽しいゲームです(*'▽')

参考までに全面のクリア時の様子です。

マイコンBASICマガジン 1988年4月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)


「PEAマン「脱出の巻」」
MSXのプログラムコーナーではおなじみのPEAマンがついに3Dに!?

地平線から迫ってくる地上の動きが滑らか!敵キャラの大きさは一定なので3D感がわかりにくいですが雰囲気は十分かも(*''ω''*)
出てきた敵はこちらもおなじみのひーし。PEAマンにゆっくり突進してきます。

顔面のような敵も出現。弾を吐いてきます。

よくありがちなキャラ()は障害物のように単純に下へ移動してきますが画面最下部で触れるとミスに。

3種類の敵が同時に出現することも。

どれだけ破壊し続けても展開が変わらないようなので、10,000点を超えたあたりで終了します(*'▽')

ネーミングが終わるとハイスコアの管理画面に。

ハイスコア記録はカセットにセーブ・ロードでき、「3」でランキングが表示されます。

管理画面はタイトル画面でリターンキーを押すことでも入れます。この場合は画面の縁は黒に。ていうか40位も記録できるのかとw

turboRやMSXPLAYerなどカセットに対応してない機種では当然エラーになります( ゚Д゚)

マイコンBASICマガジン 1988年3月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)


「DEVIL ATTACK」
リトルワールドの平和を奪った悪魔を倒すため、わずかな食糧を持って悪魔の住む島へ( ゚Д゚)

ゲームスタート!ライフとフードは増える要素が無いので、初期値の範囲内で冒険してゲームを解かなければなりません(何

フードは移動するごとに減っていきます。とりあえず右へ行ってみると宝箱が!

と思ったら「めんたまりおん」に遭遇。敵キャラの下に表示されている数字は敵のヒットポイントです。

敵を倒しました。戦闘はカーソルキーを右に押しっぱなしでOK。

宝箱を開けて「かぎ」をゲット。この「かぎ」が無いと別の宝箱が開けられません。

今度は「スライム」に遭遇。HPは10なので最も弱いです。

「がいこつ」のHPは30。敵は3種類しかいないようです。

敵を順調に倒してレベルアップ!

鍵が無いと開けられない宝箱から「まとっく」をゲット!

「まとっく」は壁(青色のブロック)を壊すことができます。

壁を壊さなければ行けない場所にある宝箱を開けて「ぶうつ」をゲット!

「ぶうつ」があれば沼(赤色のブロック)でダメージを受けなくなります。

沼に阻まれて行けない場所にある宝箱を開けて「きんのゆびわ」をゲット!

何かメッセージが・・・「じゅうじか」はどこかで見たような・・・

マップの模様が十字架の場所へ。

なんと転送w

陸からでは行けない場所へとばされてきました(/・ω・)/

先へ進んだところにある宝箱を開けて「たて」をゲット!

またまたメッセージが・・・「いしのした」とは?

泳げるのかよwww

「いしのした」と思われる怪しい場所で、本誌の説明にある最後の敵と出会えるという「けん」をゲット!

画面が切り替わって「DEVIL」が現れました!

「けん」を投げて攻撃!

当然反撃されますw

敵のHPは多いぞ( ゚Д゚)

無事倒してへいわがもどりました(*'▽')

ん?不穏なメッセージ。

続編があるのかな!?

マップをまとめておきました。参考にどうぞ。

マップの広さや敵の強さや謎解きイベント?など、全体の難易度は適度でとても楽しく遊べました(*'▽')

マイコンBASICマガジン 1988年2月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)


「CRYSTAL STORY」
ぽこぺけ王国のセリナズナ姫を救うため、水晶玉の力を借りに30の洞窟へ向かうことに。

いわゆる詰めペンゴの要領で水晶玉をステップ数以内で3つ揃えれば面クリア~。


全30面もありますがスコアもなく何度でもコンティニューができるのでじっくり遊べます(*'▽')

30面の中には当時のベーマガライターズにちなんだ7面が含まれています。
もちろんYK-2氏こと我らが古代祐三先生の面も(゚∀゚)

こちらはYu-You氏(゚∀゚)

そして30面をクリアするとちょっとしたミニゲームでプレイヤーを称えてくれます(*'▽')

2人用でそれぞれ「A」と「L」のキーを連打して寄り切った方が勝ち!


クリア時の様子。ネタバレ注意!(/・ω・)/

マイコンBASICマガジン 1988年1月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)


「THE WAY TO・・・」
シ○フィードのオープニングデモのようなワイヤーフレームの3D通路を戦闘機に乗りこんでひた進みます。

本誌の説明によるとトイレから出てきたらこの状況になっていたということらしいですw
まだやらなければならないこととはいったい・・・!?

スピード感があるワイヤーフレームの通路がカッコイイ!

進んで行くと通路が真横にっ!

自機の向きを変えるのが遅すぎたため壁に激突。自機の動きには慣性があるので操作が難しいです(;'∀')

再度挑戦!しかしBASICなのにこれだけの3D感とスピード感が出せるMSX2はスゴイ!

ある程度進むとラウンドクリア。いったん止まってひとやすみ。

2面。スタート時には謎を解き明かす?コメントが表示されます。

3面。ラウンドが進むとカーブの動きが急になっていきます。

4面。ゴールが近いのか?

カーブの動きが速くてかなり難しい!

やけくその5面、と思ったら・・・

ついにゴール!?

やらなければならないこととはなんと手を洗うことだった!でもタオルが無いしw

ちゃん ちゃん(/・ω・)/

クリアしてすべての謎が解き明かされました。ゲーム内容とは関係ないのかもしれませんがたいへん楽しいですね(*'▽')

マイコンBASICマガジン 1988年1月号~12月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)

ベーマガ1988年分のMSX2のプログラムの紹介記事をまとめました。

【2022/01/19更新】紹介記事を各月号ごとに分けました。
すべてのプログラムをひとつのブログ記事にすると長くなってしまうので、月ごとに分けてブログの以下の場所で紹介しています。
マイコンBASICマガジン 1988年1月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)
マイコンBASICマガジン 1988年2月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)
マイコンBASICマガジン 1988年3月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)
マイコンBASICマガジン 1988年4月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)
マイコンBASICマガジン 1988年5月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)
マイコンBASICマガジン 1988年6月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)
マイコンBASICマガジン 1988年7月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)
マイコンBASICマガジン 1988年8月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)
マイコンBASICマガジン 1988年9月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)
マイコンBASICマガジン 1988年10月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)
マイコンBASICマガジン 1988年11月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)
マイコンBASICマガジン 1988年12月号 BM特選プログラム・コーナー(MSX2)

画像は「MSXPLAYer2005」で実行したものを使用しています。


ベーマガ1988年分のMSX2のプログラムは私が高校生のころに当時から使っているMSX2SONY HB-F1XD」で打ち込んでフロッピーディスクに保存してあるのですが、手書きのインデックス()を見ると8月号のプログラムが入っていません。なぜかといいますと、、、

8月号掲載の「揚子江」は要漢字ROMとなっていて、F1XDには漢字ROMが内蔵されていないためプログラムを打ち込んでも遊ぶことが出来ないので打ち込まなかったわけです。

あれから30年くらいの時が経ち、現在は当時持っていなかった漢字ROM内臓の拡張機器もありますので、F1XDを使って当時と同じスタイルでベーマガ1988年8月号掲載のMSX2のプログラム「揚子江」を打ち込み、このディスクに保存して完成させることにしました(*''▽'')

そして打ち込み終わってF1XDで元のディスクをフォーマットしたうえでプログラムを掲載順に保存。

インデックスも新たに作り直して作業完了!手書きのインデックスももちろん残しておきます(*'▽')


MSXのプログラムの打ち込みについては、当時打ち込んだり打ち込み途中だったりしたプログラムを
「雑誌の発行年ごとや書籍ごとにすべてのプログラムを入力し、掲載順に整理してフロッピーディスクに保存する」
という私が10代前半の頃にできなかったことを完遂させるのが当初の目的。
30年前の打ち込みプログラム - Triple Multiple - ぱるぷ日記(仮)
GW終了 - Triple Multiple - ぱるぷ日記(仮)
今回は当時打ち込んで完成しているものを紹介するということになりましたが、そのほか当時打ち込んで完成しているものは「MSXポケットバンク」の「とにかく速いマシン語ゲーム集」とベーマガゲームミュージックプログラムがありますので、またの機会に紹介記事を作っていきたいと思います。

マイコンBASICマガジン 1985年12月号 特選パソコン・ソフト(MSX)

表紙は「ハイドライドII」!


「ORDERS 5」
スコープでブロックを捉えて壊し、スペクター(敵)を避けつつ黄色のターゲットブロックをすべて壊します。

ゲームスタート~。

進行方向に出ている赤いマーカーがスコープで、ここにブロックが入ったときに攻撃するとブロックを破壊または変化させることができます。

ここではブロックを破壊しました。

ブロックと敵が重なった時にブロックを破壊してみます。

すると敵が赤くなってしばらく足止めすることができます。

スコープに入っているこちらのブロックはエナジー・ブロック。

攻撃するとエネルギーが10増えて、ノーマル・ブロックに変化します。

しかし敵は確実に自機を確実に追尾してくるのであっという間に追いつかれてしまいます・・・

何度やってもうまく攻略できず、すぐにゲームオーバー。

進行方向に赤いマーカーが動いてから自機が動いたり、すぐに止まらなくて思うように動かせず、敵の動きも速いため超ムズ( ;∀;)


「PASE & POLL」
MSXPLAYer2005では不具合があり、クリアデモ中にスプライトが画面の左端まで行って消えるとなぜかON SPRITE GOSUBが発動してミス扱いになってしまいます。
なのでデモ部分の頭にSPRITE OFFを追加して解決いたします(=゚ω゚)ノ

POLLくんを操作してPASEくんの攻撃や追撃をかわしながら黄色いハートをすべて取ります。

ゲームスタート~。自機であるPOLLくんは右下の赤色のキャラで、動き出すと別の方向に動かさない限り壁に当たるまで進み続けるので、通路の途中で止まることはできません。

取ったハートは壁になります。PASEくんはときどき怒りの電撃を左右に発して攻撃してきます。電撃が発せられている間は動けないので注意が必要です。

クリア直前。PASEくんは壁を通ったり壊したりはできないのでハマっています。PASEくんを壁にハメるのはこのゲーム攻略の基本テクニックかもしれません。

1面クリア~。パワーが100のままで面クリアするとPOLLくんが1機増えます(*'▽')

2面。本誌のプログラムの説明には2面で「ある状態にして面クリアするとあることがおきます」と隠しテクについて書いてあります。

そしてある状態でクリアして残機が10機になりました!
その「ある状態」についてはあえて書きませんが、プログラムを見るとすぐわかってしまうところがカワイイです(*'▽')

3面。

4面。

この4面からはPASEくんが出す電撃が壁をすり抜けるようになるので難易度が上がります。

5面以降はまとめ。全部で15面まであります。

16面で2周目に突入。1周目とは違ってPASEくんは電撃を発せず、直接POLLくんに最短距離で体当たりを狙ってきます!

そして26面。壁が少なくPASEくんをよける場所がありません!

ハートを取って壁を作ってもすぐにPOLLくんに追いつかれてますw

残機がたくさんあったのにゲームオーバー。この26面を絶対クリアできないw

途中で難易度が上がったり2周目は敵の攻撃パターンが変わったり、スピード感もあって楽しいゲームです(*''ω''*)
本誌の説明の最後に「どうがんばっても25面以上いかないと思います」と書いてありますが、26面の間違いかな?


「FACE」
ゲーム途中でスコアが32,767点を超えるとOverflowでエラーになってしまいますので、スコアの変数SCとハイスコアの変数HIが大きな数値に対応できるよう、60行に「DEFDBL H,S」を追加しております。
(もっと良い方法もあるとは思いますが簡便な方法での修正に留めることにしました。この件で一息入れましょうさん(@shilka357)とあぶり6800さん(@aburi6800)に助言いただきました。ありがとうございます!)

FACEくんを操作して怪物たちをスパナで気絶させて避けながらリンゴを食べてお金を集めます。

ゲームスタート~。敵は般若が2体。

ドットイートなゲームの要領でリンゴを食べていきますが、スタート直後は丸腰なのでまずは画面中央にあるスパナを取ることを優先させましょう。

スパナを敵にぶつけると気絶するので少しの間だけ足止めできます。

リンゴをすべて食べると今度は$が出現!

$をすべて取ると右上にドアが出現します。

ドアに入ってクリア~。

2面。ややこしいことに画面上部の「MEN」が面数で「MAN」が残機数w

3面。敵が般若とモンスターに変わりました。

4面は敵がオバケのみになりました。

5面はオバケとモンスター。

6面はオバケと般若。

7面は3種すべての敵が出現!

8面ではなく1面に戻りましたw
1面と同じフィールドなのでここからは2周目。

しかし展開は特に変わらないようなのでここでゲームオーバーとします。

ドットイートなゲームながら3種の性格の違う敵をうまく攻略するというアクション要素もあり、なかなか楽しいゲームです(*'▽')


ランダム・コーナー
「Kimcoのぶっちぎりテクニック考④ FOOT STEPS」
見えない足形を操作してゴールを目指します。

床の色によって音が違うので、見えない足形の場所を音だけを頼りに推測しながら進んでいくという、非常にアイデアに優れたゲーム!

見た目ではわかりませんがゴールである紫色の板に到着して面クリア~。

2面。穴がひとつ増えて残り時間も2増えました。

3面。さらに穴がひとつ増えて残り時間もさらに2増えています。

4面からは目玉が出現して見えない足形を追尾してきます。

7面。外周が穴で囲まれました。

10面。穴の数が元にもどって3つになりました。残り時間もこれ以上増えないようです。

見た目ではわかりませんが20面に到達。展開も変わらいないのでここでゲームオーバーとします。

面が進むと敵が出てくるなどして難易度が少し上がりますが、わりとシンプルに徹しています。穴や敵の種類を増やしたり、床の色を減らしたり増やしたりしてゲームの難易度を上げることもできそうです。
作者のKimcoさんならそれくらいのことは余裕で実装できそうですが、あえてそれをせずに改造する余地を残しているようにも思え、「思いついたアイデアは自分で実現しろ」というメッセージ、かもしれません。
そういう意味でベーマガイズムあふれる良作であると感じます(*'▽')

マイコンBASICマガジン 1985年11月号 特選パソコン・ソフト(MSX)

表紙はフェアリーランドストーリー!


「やまのカラス」
カラスを操作して風船爆弾を宅地開発調査ヘリにぶつけて山を守ります。

横に3面のフィールドがあります。スタートは真ん中の山の面で、倒すべき宅地開発調査ヘリが居てます。

左に進むとスクロールして町の面に切り替わります。
この面に漂っているで風船爆弾を取ってヘリにぶつけます。正体不明の球体は破壊不能なのでうまく避けるしかありません。

ひもを咥えて風船爆弾を取りました!
風船部分に触れると風船が割れてミスになるので注意。

山の面に戻って咥えている風船爆弾をスペースキーで放してヘリにぶつけます。風船爆弾は放すと上昇するのでヘリの下方でタイミングよく放します。

うまくヘリに当たって破壊しました!

紙吹雪が舞ってます(*'▽')
ヘリを倒すごとに左上に表示されている季節がランダムに変わります。ヘリを倒したときにもらえるボーナスは季節によって違っています。

山の面から右に進むと海の面に切り替わり、ここでは魚を食べてエネルギーを補給します。

カラスをうまく操作すると連続で魚をゲットできるので、それを繰り返してエネルギーを稼ぎます。10,000くらいあればクリアまで補給せずに戦えるかと。

ヘリを3機倒すと面クリア~。

クリアするごとに空の色が変わっていきます(*'▽')



そして4回クリアすると、なんと空の色が真っ黒な通称「闇夜のカラス」の面に!もちろん自機も黒いので見えません!

しかし見えなくても実際に動いているので、雲や左上の文字の上で自機の位置を確認できますw

町の面で風船をとりました。風船は見えているので自機の位置がわかりますね(*'▽')

この状況でヘリを破壊!
ここまでたどりつくことができたプレイヤーなら自機が見えなくてもなんとなく感覚でプレイできるはず(何

「闇夜のカラス」面をクリアし、ゲームクリアの条件であるスコア15,000点を目指します。

ついに15,000点に到達!

これで3機目のヘリを倒せば・・・!?

ゲームクリア!我々カラスの山を守ったのだ!
「おれはついにやった やまへかえれる」のメッセージに涙( ;∀;)

展開も多彩で絶妙に練られたゲームバランスと、それに加えてドラマまでも感じられるというたいへん熱くてすばらしいゲームだと思います!


「では、花でも植えようかな」
女の子を操作していたづらBOYSを避けながら穴を掘って花を植えます。

ゲームスタート~。

まずは「花植えます印」のところに穴を掘ります。

「球根箱」のところで球根を取ります。

掘った穴に球根を植えたら花になります(*'▽')

しかしいたづらBOYSの追撃が厳しすぎてすぐに捕まってしまいます・・・

掘った穴は女の子もいたづらBOYも通れませんが、花の上は女の子が通れないのにいたづらBOYSは通れます。女の子が花を踏むことはない、ということでしょうか。

1面クリアに向けていろいろ試行錯誤しますが、どうがんばっても無理。

ほのぼの設定とはうらはらにゲームは激ムズ。どの順番で穴を掘って花を植えるかをよく考えなければならないうえに、敵の動きも早くて1面クリアもできずw

そして本誌P75のコーヒーブレイク。このゲームの設定についてつぐ美さんが微妙な違和感を感じていたところ、女性名の作者さんは実は男性であるということをバラされていました(;´д`)


「オバケくん」
12月号に「で・ば・ぐ」が掲載されています。

オバケくんを操作してリンゴを取ったりいろいろ(?)していきます。

ゲームスタート~。面クリアにはリンゴを規定数以上取るだけでなく、2匹の敵オバケをうまく誘導して2回以上ぶつけることが必要。

1回ぶつけることができました。危険なときはスペースキーでワープも可能です。

もちろんリンゴを全部とってもクリアにはなりませんw

敵オバケを2回ぶつけてクリア~。タイムが得点になります。

面が進むごとに初期タイムが100づつ減っていき、8面以降は最小の300が続いていきます。



ESCキーでやり直しもできる親切設計!もちろん残機も減りません(*'▽')


100,000点を超えましたがこれ以上は展開も変わらないようなのでゲームオーバーにします(*'ω'*)

さて、こちらの「オバケくん」、MSXマガジンにも同じタイトルのものが掲載されているという情報をaroさん(@arohiro74)からいただいております。
それがこちらで、MSXマガジンには1986年9月号に「オバケ」というタイトルで掲載されています。

そしてMSXマガジン1986年11月号のごめんなさいコーナーには二重投稿的な扱いでその旨が掲載されてます。。。

キャラは同じもののように見えますが、ただこちらは「リンゴをすべて取る」という簡単なルールになっていて、ベーマガの説明分と読み比べても少し違うようです。

非常に気になりましたので実際に打ち込んでどのようなものなのか検証してみたいと思います。

というわけでひさしぶりにMSXマガジンのプログラムを入力していますが、文字が大きくて見やすい!!

プログラムの入力にあたっては、ベーマガの「オバケくん」を修正していく方法で入力しましたが、行番号も大幅に変わっており、そのまま流用できたのはキャラなどを定義する部分くらいでその他はあまり流用できなかったので、この点では単純に同じプログラムということではありません。
そしてタイトル画面も「オバケくん」から「オバケ」に変わっています。

ゲーム内容的に違う所は、
・リンゴをすべて取るというルールに変更されている
・敵キャラがオバケ2種・雲・星に増えていて、面ごとに違う2種が出現
・開始時のタイムが200まで減る
・面クリアとゲームオーバーの音楽がディグダグのそれと酷似w
など。

見た目はよく似ているので、例えるなら「スーパーパックマン」と「パック&パル」くらいの違い()のような気がします。

やはり違いを明確にするためタイトルとアイテムくらいは変えるべきだったのではと思うところで。。。

こちらもなかなか楽しいゲームですし、プログラムを見ても単なる二重投稿ではないような気がするので、MSXマガジン誌面上での不名誉な扱われ方はちょっと残念に思うのです・・・

同じ作者ならキャラが同じというのはアリですし、プログラムも似ると思うので、ほんと続編扱いくらいでもよいと思います(*'ω'*)

当時のベーマガでもときどきおわびが載っていたので盗作は後を絶たなかったようです。当時はネットもなくて細かく調べることもできないので編集部は対応に苦慮されたのでしょうね(;'∀')