MSX GAME BOOK「スーパーレーサー」

ゲーム本体はすべてマシン語のプログラムで、開始アドレスが8600HのためBASICで使用できるフリーエリアが非常に少なく、BASICから入力する場合は極小サイズのマシン語モニタが必要となります。
マシン語のプログラムはディスクのワークエリア内に収まっているので、実機のディスクを使用した場合でも動作はしますが、MSX2以降ではなぜかゲームスピードがMSX1より遅くなります。

タイトル画面。SCREEN3をまったく包み隠さず使用しているところが実に漢らしいです。

ゲームスタート~。

疑似3D風なコースを走ってくる他車をひたすら抜き去っていきます。

カーブに合わせて左右にスクロールするSCREEN3特有の荒いドットで描かれた背景がカラフルで楽しいです。

タイム制なのでタイムが0になるとゲームオーバーですが、ある程度距離を走っていれば0になっても60プラスされます。

カーブの反対側にいれば比較的安全。

ひたすら走って他車をかわし続けてもゴールは無いようなので、このあたりで終了とします。

ゲーム本体とは別に、コースの背景をエディットできる「BASICプログラム」が掲載されています。
しかしMSX2以降ではなぜか「Out of memory in xxx」となってしまうので、メモリの空きを増やすため「MAX FILES=0」を100行のCLEAR文の後に追加して実行しています。

エディターの説明画面。「.」で描いた背景を保存して次の面に進み、スペースキーでその面を保存せずに次の面にスキップします。

背景のエディット画面。カーソルを外周より外に移動させようとすると、その場所に灰色のドットが打たれてしまうので注意が必要です。










全10面をエディットするとエディターが終了するので、マシン語のプログラムを9000Hから実行してゲームをスタートさせると保存した背景がゲーム中に出現します。しかし私には絵心がまったくないので、このようなエディターは実に不要ですよw