MSX 快速マシン語ゲーム集

MSXのプログラムの打ち込みを進めていますが、「マイコンBASIC Magazine DELUXE MSX/MSX2/MSX2+ゲーム・ミュージック・プログラム大全集 MSX AUDIOバージョン」(http://d.hatena.ne.jp/parupu/20171001)に続き、「MSX 快速マシン語ゲーム集」のプログラムがすべて打ち込み・チェックともに終了したので紹介していきますよ。


MSX 快速マシン語ゲーム集」は1984年にMIAから発売され、同社からROMやテープで発売されていたゲームのリストが合計7本掲載されています。

値段は1,500円なので市販のゲームが安く遊べるということで当時は話題になっていましたが、掲載されているマシン語プログラムはどのゲームも数ページはあるため、入力にはかなりの時間と困難を伴います。今回「ジグソーセット」を除く6本のプログラムを入力しましたが、激しい戦いによりページ割れしてしまったところもあります。

プログラムについては実機のディスクを使用して実行することを前提としているので、データの読み込みをカセットテープからでしか行えない「ジグソーセット」は打ち込んでいません。また、マシン語を配置している開始アドレスを変えなければ動作しないタイトルについては、その解説や修正したリストを掲載しておきます。
打ち込みには「1チップMSX」を使用し、動作確認を「Panasonic FS-A1ST」のMSX1モードで行い、画像は「MSXPLAYer2005」で実行したものを使用しています。


「ファイナル麻雀」
ブログラムはマシン語プログラムをロードするBASICのプログラム「リスト1」と、2本のマシン語プログラム「リスト2」「リスト3」に分かれていますが、2本目のマシン語プログラム「リスト3」はディスクのワークエリアに及んでいますので、そのままではディスク実機で動作させることができません。
よって「リスト3」の開始アドレスを-1000HオフセットしたB300Hから入力・配置して、ディスクのワークエリアを回避するようにしました。そして「リスト3」をロード後にブロック転送で元のアドレスに転送して実行するため、「リスト1」を以下のように修正しております。
http://members.sakuratan.com/parupu/2017/20171224/FINAL.TXT
「リスト1」を実行すると「リスト2」をロード・実行し、少し時間をかけてタイトル画面を表示します。その後自動的に「リスト3」をロード・実行してゲームが始まります。

画面はまあまあキレイです。牌の指定はカーソルキーではなくキーボードで操作するため多少操作性が悪いです。

1局目から役満のチャンスでしたが残念ながら流局。

コンピュータにあがられました。コンピュータは結構強くなかなかあがれません。

どんどん点を削られ瀕死の状態でしたが安い手であがりました。

その後も良いところなくゲームオーバーw

何度もプレイしていたところ、コンピューターがチョンボしたのにこちらの点が削られるという現象が発生しました。バグなのかどうかわかりませんが、これ以降発生せず再現しないので原因不明です。


「おてんばベッキーの大冒険」
プログラムはすべてマシン語で、実機のディスクを使用する場合はCTRLキーを押下しながらの起動が必要です。

各キャラクターは多色で書かれておりカラフルです。

某ロー○ラン○ーのように穴を掘って敵を埋め、その上を通過して敵をリンゴに変えます。リンゴを取れば得点が入ります。

すべての敵をリンゴに変えれば面クリアで、ボーナスが入ります。

面が進んで敵が多くなり、さらに逃げ場が少ないレイアウトになってしまいました。

案の定敵を避けきれずゲームオーバー。はしごのレイアウトはゲームごとに変わってしまうので決まった攻略ができず、ゲームの進行は運次第な感じです。

ちなみにP52,P53に残機数やスピードなどを決める値が入っているアドレスが記載されていて自由に設定が変えられます。とても親切ですね(^^


「ロンサム・タンク進撃」
ブログラムはマシン語プログラムをロードするBASICのプログラム「リスト1」と、マシン語プログラム「リスト2」に分かれています。マシン語プログラムはフリーエリアに収まっていますが、実機のディスクを使用して動作させる場合、「MSXturboR」「1チップMSX」「MSXPLAYer2005」など「DiskBASIC v2.xx」の機種では動作しないので、「1」キーを押下しながら起動して「DiskBASIC v1.xx」で実行しなければならないようです。
内容については今年初めの日記(http://d.hatena.ne.jp/parupu/20170102)で解説し、長時間プレイしてカンストを達成wしていますので、今回は1チップMSXでの画像の紹介程度にとどめておきます。











画面もとてもきれいで難易度もほどほどなのでとても楽しく遊べます。リストは超絶に長いですが、入力する価値はあるかと思います。


「NYOROLS」
ブログラムは3本のマシン語プログラム「リスト1」「リスト2」「リスト3」と、マシン語プログラムをロードするBASICのプログラム「リスト4」に分かれています。3本のマシン語プログラムは見かけ上フリーエリアに収まっていますが、アドレスをオフセットしてディスクのワークエリア上にロードするためそのままでは暴走してしまいます。
よって「リスト1」と「リスト2」をいったんフリーエリア上にオフセットしてロードし、「リスト3」をロード後にブロック転送で元のアドレスに転送して実行するため、「リスト4」を以下のように修正しております。
http://members.sakuratan.com/parupu/2017/20171224/NYORO.TXT
「リスト4」を実行してロードが終わるとデモが始まります。製品版ではタイトル画面があるようですが、こちらではありません。

スペースキーを押すとゲームスタート。NYOROLSは2匹から始まります。

いろいろとルールがあるので、本文中の「遊び方」や「操作方法」を熟読して理解する必要があります。

それでもゲーム自体が難しいので、何度もプレイして慣れなければ攻略はできません。

人魂をすべて倒したうえでNYOROLSをすべて倒すと面クリア。面が進むごとにNYOROLSが6匹まで増えていきます。




NYOROLSが6匹の面をクリアすると2匹の面にもどり、2周目に突入となります。その証拠かどうかわかりませんが、画面の左下に「F.FUJIMORI」の文字が追加表示されております。

もっと面が進むと画面の何かが変わるのかもしれませんが、とてもたいへんなので誰か確かめてくださいw


「ジャンピング・ラビット」
プログラムはすべてマシン語で、実機のディスクを使用する場合はCTRLキーを押下しながらの起動が必要です。
文字列が縦に回転して表示されるタイトル画面はとても凝っていますが、すべて表示されるまでゲームをスタートすることができず、かなり待たなければなりません。ゲームオーバーになって再度プレイするときもこのタイトル表示から始まるのでかなりウザいですw

画面はカラフルでまあまあキレイ。敵を避けながら頂上を目指して上へ登っていきます。

敵はジャンプして避けますが、ジャンプ中はすべてのキャラの動きがスローモーションになります。敵はほぼランダムで左右に素早く動き、ジャンプ中でも関係なく方向転換するなど避けるのが難しいので、こうでもしないとゲームが成り立たないのかもしれません。

ジャンプ台が現れました。ここに飛び乗ると早く上に進めます。しかし頂上ははるか彼方なので、何度もジャンプ台に乗って進んでもなかなか頂上に着かず、面クリアにはかなりの時間がかかります。

ようやく頂上に到達して1面クリア~。

面をクリアすると簡単なデモがあります。1面はお花の画面です。

引き続き数分かけてひたすら登り続け、2面をクリア~。

2面のデモ画面はりんご。

3面はバナナ。

4面はにんじん。

そして長い時間をかけて5面をクリア~。

するとお花の画面に戻りました。よって5面からが2周目のようです。

それ以降も展開は特に変わらないようです。画面では9999面まで表示できるようになっているようですが、そこに到達するには2億年くらいかかりそうですw


「アドベン・チュー太」
ブログラムはマシン語プログラムをロードするBASICのプログラム「リスト1」と、5本のマシン語プログラム「リスト2」から「リスト6」に分かれています。5本のマシン語プログラムは見かけ上フリーエリアに収まっていますが、「リスト4」と「リスト5」はアドレスをオフセットしてディスクのワークエリア上にロードするためそのままでは暴走してしまいます。
よって「リスト4」と「リスト5」をいったんフリーエリア上にオフセットしてロードし、「リスト6」をロード後にブロック転送で元のアドレスに転送して実行するため、「リスト1」を以下のように修正しております。
http://members.sakuratan.com/parupu/2017/20171224/LOADER.TXT
「リスト1」を実行するとマシン語プログラムをロードしてタイトル画面を表示します。

さらに次々とマシン語プログラムをロードしてデモが始まり、[S]を押すとゲームがスタートします。

アクションゲームなのにアドベンチャーゲームのようにキーでコマンドを入力して進めなければなりません。まずは[B]でツボを壊していきます。

チーズが出てきました。[E]でこれを食べると体力(STR)が少し回復します。

[T]でダイヤ・鍵・十字架を取ることができ、十字架を取るとクモなどを倒せます。カエルは倒すことができませんが、[K]またはスペースキーでキックして気絶させることができます。

鍵を取って[O]でドアを開けます。しばらく放っておくとドアは閉まります。

ドア開いているときにダイヤを[P]を押して出口に置くと得点が入ります。

普通にドアに入れば面クリアで、何のメッセージも余韻も無くいきなり次の面が表示されますw

3面。レイアウトが複雑になりました。

4面で1面と同じレイアウトに戻り、2周目に突入です。

2周目以降はコウモリがレイアウトに関係なく飛んできて襲われるので難しくなりますが、そんな戦いが永遠と続いていくようです。


「ジグソーセット」
マシン語プログラムがディスクのワークエリアに及んでおり、さらにパズルの絵のデータをゲーム中にカセットテープから読み込みむようになっているため、ディスク実機で動作させることができません。
動作させるには絵のデータをフリーエリアに配置すればよいと思いますが、マシン語プログラムを解析して修正しなければならず、残念ながらそのようなスキルは持っていないため入力は断念しました。


以上「MSX 快速マシン語ゲーム集」に掲載されているプログラム合計7本を紹介しました。どのゲームも市販されているだけあって、プレイし甲斐のあるものばかりです。
残る「MSX GAME BOOK」とベーマガの打ち込みを引き続き進めていきます。ベーマガのプログラムは非常に多いので時間がかかると思われますが、このペースなら来年にはすべて打ち込み終わるかも。