別冊付録の「MSX豆辞典(下)」が付属します。
「MSX豆辞典(下)」にはMSX-AUDIOのことが載っています。MSX-AUDIOの本当の目玉は当時最先端だったADPCMだと思うのですが。もしもMSX-AUDIOが早い時期に普及していたら8ビットPCの歴史におけるMSXの地位が少しは変わっていたのかなあ。
合計3本のプログラムが掲載されています。「BUG SAMBA Ver.2」を実行するにはFMシンセサイザユニット「SFG-01」とミュージックマクロランゲージ「YRM-11」が必要で、「MSX2 SCREEN7 SPACE DEMO」はMSX2用のプログラムです。
「RAIL ROADER」
ポイントを切り替えて黒い汽車を脱線しないように誘導し、赤い汽車をよけながらすべての駅を通過させていきます。
スピードが結構速くてかなり難しいですが、マップや敵が動くパターンは同じなので、何回もプレイして攻略法を見つけていくことが必要となります。
しかし攻略法を見つけているような余裕はなく、あっという間にゲームオーバーw
あまりに難しいためかプログラムの説明に残機数と面を変える方法が掲載されていて、160行をいぢれば残機は自由に設定でき、開始面は最終面の33面まで設定できます。
最終面は複雑怪奇。普通にプレイして全33面をクリアするのは難しすぎてとても無理かと・・・
「BUG SAMBA Ver.2」
9月号の「リズム・ボックス」と同様、FMシンセサイザユニットとミュージックマクロランゲージが必要なので入力していません。当時この両方を持っていたユーザーは少ないと思われますが、需要が少なくても先進的なことができるプログラムをあえて載せるというのがMSXマガジンならではといったところですね。
「MSX2 SCREEN7 SPACE DEMO」
MSX2で拡張されたグラフィックをアピールするため?のデモプログラムです。多色が扱えるMSX2ならではのグラデーションで描画されていきます。
画面上を宇宙船が横切っていくだけの簡単なデモですが、MSX1と比べたら十分美しいと思えるはずです。