先般は「ガルフォース カオスの攻防」で遊びましたが(http://d.hatena.ne.jp/parupu/20161218)、わりとメジャーなタイトルではあまり面白くないので、少しマイナーだったりレアだったりするタイトルで遊んでいきたいと思います。
ということで今回はMSX初期のゲーム「ロンサム・タンク進撃」で遊んでみます。とはいってもパッケージのものではなく、発売元であるMIAから発刊されていた「快速マシン語ゲーム集」に掲載されてるリストを入力したものです。
この「快速マシン語ゲーム集」には当時MIAから発売されていた「アドベン・チュー太」や「おてんばベッキーの大冒険」など合計7本ものゲームのリストが掲載されていて、市販のゲームが安く遊べるということで当時に話題になっていました。ただ、自分や当時のゲーム仲間にとって遊びたいゲームはこの「ロンサム・タンク進撃」だけだったので、他の掲載されているゲームはわりとどうでもよい存在でしたw
各ゲームのリストは数ページにも亘る壮大なもので、なおかつほぼすべてがマシン語であるため入力するのはかなり困難です。この「ロンサム・タンク進撃」のリストはなんと14ページにも亘っていて、本誌を入手した子供だった当時は入力するのに幾年月かかり、さらに入力ミスによるバグでなかなか遊べなかったような覚えがあります。
当時打ち込んだプログラムはカセットテープに保存していたはずですが、10数年前にこのゲームを遊びたいと思って保存したカセットテープを探したところ発見することができず、仕方がないのでその時に新たに打ち込みなおして現在はディスクに保存してあります。「快速マシン語ゲーム集」に掲載されているゲームは基本カセットテープでの運用を前提としているためかディスクのワークエリアのアドレス以降に及んでしまっているものもあり、その場合はディスクで動作させることはできませんが、この「ロンサム・タンク進撃」のプログラムはワークエリアのアドレスまで達してないのでディスクでも動作します。ただし、当方のMSXturboR(Panasonic FS-A1ST)の高速モードでは起動しないので、互換モードで起動します。
タイトル画面では短めなBGMが流れますが、明らかにテンポ感がおかしいです。本誌でBGMの演奏方法についての解説をしていて、手抜きをしているわけではないようなので、もしかしたら入力ミスをしているかもしれません。製品版ではどうなのでしょうか。
ゲーム画面はPCGを駆使しているのでMSX1ながら非常にきれいです。キャラの動きやゲームフィールドのスクロールは8ドット単位ですが、自機の反応は早く、全体の動きも8ドットながらスムースなのでストレスなく遊べます。
ルールとしてはフィールド上に現れる地雷以外の敵をすべて倒すか、フィールド上に現れるフラッグを規定数取ると面クリアとなります。画面右下にあるのはラリーX方式のレーダーマップで、自機と敵とフラッグがドットで表示されています。これを参考にして面クリアを目指します。
ゲーム自体はわりと簡単で、マップをよく見ながら進めていけば普通に面クリアできます。ただしバグなのかどうかわかりませんが、動きながら弾を撃っていると弾が敵をすり抜けてしまうことが多々あります。止まって弾を打つとこの現象は起こりませんので、止まって敵を倒すことを徹底していれば死ぬこともあまりありません。
プレイしているとフィールドに壁のスキマがあるのが気になります。そのスキマからは壁の内部に侵入できてしまい、さらに奥に進むと死んでしまいますw
バグか入力ミスかと思いきや、本誌の写真にも同じ部分に壁のスキマが見受けられるのでバグや入力ミスではないようですな。
面をクリアすると、やはり多少テンポが不安定なBGMが流れ、面数と取ったフラッグの数と残ったタイムに応じたボーナスがもらえます。面が進むと取るべきフラッグも増え、フラッグを全部取ってクリアした際にタイムが多く残っていると非常に高額なボーナスになります。しかし10点づつ得点に加算されていくのでとても時間がかかり、すべて加算されるまで数分かかるときもありますw
クリアしてもフィールドのマップは全く変わらず、面が進んでも難易度があまり変わらないので同じような攻略法で淡々とクリアしていきます。面が進んでもゲームが盛り上がるような新たな要素は特に無く、そんな孤独な戦いを小一時間続けて30面にたどりつきました。これ以上続けても展開が変わらないので終了することも考えましたが、せっかくここまでの高得点になったのでカンスト(9999990点?)を目指してさらに孤独な戦いを続けることにします。まさにロンサム。
引き続き30分くらい戦い、35面をクリアしたところでカンストとなるボーナスがもらえました(^^
長い時間ボーナスが加算されて、さあもうすぐカンストの9999990点・・・
と思ったら0点に戻り、何もなかったかのように残りのボーナスが加算されていきますwww
その後もゲームは淡々と続きます。とっても長い時間をかけてプレイしたのに、こうなってしまうと苦笑いするしかありません。もうキリがないので電源を切って強制終了としますよ(^^;
