フレームマイスター動作状況メモ

parupu2012-03-18

先般の日記のとおり、手持ちのゲーム機やレトロパソコンをフレームマイスターにつないだときの動作状況などをメモってみますよ。


マスターシステム ◎
同じマスターシステムでもRGB出力ができない個体もあるらしいですが、私の持っているものは問題なく出力される個体です。
ケーブルは「ソビエトコンピュータシステム」さまの「MS用21ピンRGBケーブルR2 MSRGB21R2」を使用。「ダブルターゲット」のゲーハーなオサーンwも特に問題なく表示されます。


PCエンジン(コアグラフィックス(改)) ◎
PCエンジンは標準ではRGB出力を持っていませんが、本体背面の拡張端子からはRGB信号が出ているらしく、天の声などの拡張機器を使って比較的簡単にRGB出力化の改造ができるようです。
私の持っているPCエンジンは「ソビエトコンピュータシステム」さま謹製のRGB出力仕様のコアグラで、拡張機器を接続せずに単体で21ピンRGB対応のディスプレイに表示が可能な逸品です。もちろんフレームマイスターに接続しても問題なく表示され、「カトちゃんケンちゃん」も美しい画面でバッチリ遊べます。


メガドライブ △
メガドライブには純正のRGBケーブルが発売されていませんが、サードパーティー製のものはいくつか存在します。そのうちのひとつ、「電波新聞社」の「MD用RGBユニット XMD-1」を使用し、同じく「電波新聞社」の「MSX/XMD/XNEO用RGBケーブル XC21RGB」で接続しましたが、画面がしばらく表示されるものの消えてしまったり表示されなくなったりして不安定です。
ユニットを介さず、「ソビエトコンピュータシステム」さまの「MD用21ピンRGBケーブルR2 MDRGB21R2」で直接接続しても同じ症状です。写真は「ガントレット」のタイトル画面ですが、この後しばらくすると表示されなくなります。

ネットの情報ではメガドライブのRGB出力端子から出ている同期信号にはいろいろ問題があるらしいということで、これが不具合の原因なのかもしれません。


スーパーファミコン ○
ケーブルは任天堂純正の「21ピンRGBケーブル SHVC-010」を使用。おおむね問題ありませんが、長時間使用しているとほんの時々画面が消えるときがあり、どんな条件で発生するのか再現できません。気になるようなら素直に純正の「S端子ケーブル SHVC-009」を使用するのもよいかと思います。
リブルラブル


PC-FX(S端子) ○
PC-FXはRGB出力を持っていないので、S端子からの映像になります。元からボケボケのムービー画像はともかく、普通の画面でも少しぼやけた感じになっていますが、まあこんなものでしょう。VやSなら直接テレビにつなげばいいだけの話です。
「チップちゃんキィーック!」






セガサターン ◎
ケーブルは「東京RGBホスピス」さまの「SS用21ピンRGBケーブルHG SSRGB21HG」を使用。特に問題なく表示されます。
ギャラクシーフォースII」

セガからも純正のRGB21ピンケーブルは出ていますが、こちらはいろいろと問題があるようなのでフレームマイスターで表示が可能かどうかはわかりませんw


プレイステーション(PSone) ◎
ケーブルはSONY純正の「21ピンRGBケーブル SCPH-1050」を使用。特に問題なく表示されます。
海腹川背・旬

純正のケーブルは非常にしっかりしすぎた造りなので、小さいPSoneにつなぐと違和感がありますw


プレイステーション2(SCPH-90000CW) ○
ケーブルはPSoneと同じくSONY純正の「21ピンRGBケーブル SCPH-1050」を使用。PS2側の画面モードが切り替わったと思われる時にフレームマイスター側でも画面モードを切り替えているようで、切り替えが終わるまでしばらく真っ暗になりますが、その他は特に問題なく、「リッジレーサーV」のような60fpsの速くスムースな動きも完璧に表示されます。「サムライロケッツ」最高。

また、PS2に限ったことではありませんが、先般の日記でも触れたように、「DEAD OR ALIVE 2」のような格闘ゲームシューティングゲームなどでは微妙に入力遅延を感じます。





画面モードの切り替えや入力遅延についてはさすがにどうしようもないので、純正の「D端子ケーブル SCPH-10510」や「S端子ケーブル SCPH-10480」を使って直接テレビにつないだほうが良いかもしれません。


・PC-8801FA ×
PC-8801FAは15ピンのRGB出力端子を備えていますが、他のPCとは違って分離同期と同時に複合同期も出力されているため、端子の変換だけで21ピンRGB対応のディスプレイを使用できます。
ケーブルは「東京RGBホスピス」さまの「PC-88SR用21ピンRGBケーブルHG PC88RGB21HG2」を使用し、24kHzでは当然ムリなので15kHzに切り替えてつないでみましたがまったく表示されません。15kHzの場合は21ピンRGB対応のディスプレイで普通に表示されるのに、フレームマイスターで表示されない理由がわかりません。表示されることを期待していただけに残念です。


MSX2/turboR(SONY HB-F1XD/Panasonic FS-A1ST) ◎
ケーブルは「東京RGBホスピス」さまの「MSX用21ピンRGBケーブルHG MSXRGB21HG」を使用。両機種ともに問題なく表示されました。
スナッチャー

「スペースマンボー」

インターレースを使用している画面でもチラつき無く表示されるところがすばらしいです。ちなみに当方所有の「プリンセスメーカー」は、発売当時マイクロキャビンから直接通販で購入した漢字ROM不要版です(^^




ただし、インターレースへの切り替え時にはPS2と同じようにしばらく画面が真っ暗になりますが、BASICでインターレースをONにして設定を保存しておけばある程度回避できますし、MSX2インターレースを使用する場合は静止画での使用がほとんどなので、特に問題はないかと思います。


富士通 FM-X(デジタルRGB) ○
今年冒頭の日記でもふれていますが、富士通から発売された唯一のMSX「FM-X」はいわゆるデジタルRGB出力を備えています。ですがデジタルRGBの同期信号は水平同期と垂直同期が分離しているため、端子を変換しただけではフレームマイスターに接続できませんので、2つの同期信号をダイオード2つと抵抗を使って複合同期信号に変換した21ピンRGBケーブルを自作してつないでみました。

とりあえず表示はされましたが画面上部にゆがみが発生します。抵抗を変えるとゆがみの位置も変化するので、ベストな抵抗値を探ってみたいと思います。
ドラゴンクエストII

とはいってもデジタルRGB出力では8色表示。中間色は三原色に置き換えられてしまうので、「ゴーファーの野望」の人口太陽もこのようにw


ということでいろいろ試しましたが、やはりメガドライブやPC-8801FAのように実用にならない場合もあるので、ブラウン管ディスプレイの完全な代替には成り得ないといった感じです。今後ファームウェアのアップデートがあるようなので、それに期待したいと思います。