山下達郎「SONORITE(初回限定盤)」
(2005/09/14発売 ASIN:B000A53I36)
前作「COZY(1998年発売)」から実に7年ぶりのオリジナルアルバムである。なじみのあるタイアップ曲(アニメ「名探偵ポワロとマープル」の主題歌である「ラッキーガールに花束を」等)や、旧作のセルフカバー「2000tの雨」、さらには若手をフューチャーしてラップにも挑戦していたりで、山下達郎の偉大さを十二分に堪能できるアルバムである。
私のもっとも好きな山下達郎のアルバムは、物語性を感じる「僕の中の少年(1988年発売)」と「MELODIES(1983年発売)」。私的で言う物語性とは「アルバムの1曲目から最後の曲までを聞くと、それがひとつの物語のように感じられる」ところで、そう感じるにはアルバムに収められている曲順とその曲調が非常に重要である。
ところが前作「COZY」や今回の「SONORITE」でもそのような物語性があまり感じられず少し残念ではあるが、収録曲がすべていい曲なのであまり問題ではないかも。
ていうか漏れのようなシロウトが、山下達郎御大のアルバムに意見するなど2億年早いわけで(w
