オンキヨー FR-B8インプレ
オンキヨー Hi-MDコンポ FR-B8(X-B8(B) ASIN:B0009AK0PG)を一週間使ってみての感想などを。
- 音
非常にクッキリハッキリとした音でアナログ的な柔らかさや情緒は微塵も無い(ような気がします)が、前にある音はしっかりと前に、左右にある音はしっかりと左右に、でも奥に埋もれそうな音は埋もらせずにしっかりと再生するなど、音を正直に伝えている感じがします。
レコード等のアナログソースを再生した場合はイマイチな(気がする)のですが、音の情報量が非常に多い新しい時期に作られたCDなどの場合は、音を細かいところまで高精度に再生してくれ(ているような気がし)ます。
- 機能
ミニコンポというものを初めて買ったのでよくわかりませんが、CD→MDの倍速ダビングやMDの編集機能など、ミニコンポとしてのひととおりの機能は備えているようです。特にラジオのタイマー録音は非常に楽で便利です。
MDに限って言うと、録音日時を記録しない、編集時にフレームや時間が表示されない、MDを認識する時間やTOCを書き込む時間が長い、などなど、不満な点がかなりあります。
MDをHi-MDにフォーマットしていろいろと聞いてみましたが、SPやLP2では自然に聞こえる曲でもHi-LPにすると特に高い声の女性のボーカルやハイハットを中心に音が変わってい(るような気がし)て、かなり「？」。Hi-LPはLP4よりは幾分マトモな音、PCMはまったく問題なし。
- 光デジタル端子
Hi-MD機器では初めての光デジタル入出力端子装備機種ということで期待されていましたが、Hi-MD/MDの音はデジタル出力されません。光デジタル端子から出力されるのはCDの音のみで、それ以外のソースを選択した場合は光デジタル端子から信号自体が出力されてませんでした。残念。
- 俺的総評
音的にはこの音で慣れてしまえばいいので問題ありませんが、単品コンポに比べるとできないことが多くて物足りないです。特にHi-MDの音がデジタル出力できないというのは期待はずれでした。これができなくてはPCM録音できる意味が無いのでは？
まあ主な用途はHi-MDへの長時間のラジオ録音なのでどうでもいいことではありますが(^^
