マイコンBASIC Magazine DELUXE MSX/MSX2/MSX2+ゲーム・ミュージック・プログラム大全集 MSX AUDIOバージョン

MSXのプログラムの打ち込みを進めていますが、「MSXマガジン 1985年1月号〜12月号 プログラムエリア」(https://parupu.hatenablog.com/entry/20170813/p1)に続き、「マイコンBASIC Magazine DELUXE MSX/MSX2/MSX2+ゲーム・ミュージック・プログラム大全集 MSX AUDIOバージョン」のプログラムがすべて打ち込み・チェックともに終了し、曲を録音してmp3にしたので紹介していきますよ。


本誌は1989年11月に電波新聞社から発売され、MSX用のゲームミュージックプログラムが、PSG用が22タイトル、MSX-AUDIO用が10タイトル、FM-PAC(MSX-MUSIC)用が49タイトル、合計81タイトル掲載されています。
ちなみに本誌には私がベーマガに投稿したPSG用のプログラムを掲載していただいており、手元にあるものは電波新聞社から掲載料8,000円の為替とともに頂いた私の宝物です(^^

合計81タイトルものプログラムをすべて打ち込むと大変な時間がかかるということと、MSX-AUDIO用のプログラムはPSGやFM-PACよりも珍しいということで、今回は目次に「MSX AUDIOバージョン」として掲載されているMSX-AUDIO用のプログラムだけを打ち込んでおります。

曲のmp3については、「1チップMSX」でPSGの音量をバランスをとるため調整(-1)してプログラムを実行し、オーディオ端子から出力された音を「SoundEngine」で録音して全体の音量を調整(+24dB)し、「午後のこーだ」でmp3化しています。
すべての曲は同じ条件で録音しているので音量のバラツキがあります。また、すべてBASICのプログラムによる演奏のため多少のモタリが発生しており、それについては言及しません。


「アーケード版 ドルアーガの塔」
よくあるFM音源アレンジといった感じですが、リズムにおかしなところがあり、途中で曲が切れてしまいます。リストを何度見直しても間違ってはいないので、プログラムの元からのミスなのかリストの印刷の際のミスなのかわかりません。
このプログラムではADPCMの内蔵音色をバスドラムに使用しています。ADPCMの内蔵音色はすべてが効果音なので音楽には全く使えないものばかり。もっと音楽に使えるものが内蔵されていたら少しは時代が変わっていたかもしれません。


「アーケード版 ライフフォース 腎臓ステージBGM」
メインメロディのオクターブ感が難しいところですが、ベースの音色が非常に似ており、全体的に原曲の雰囲気をよく再現していると思います。


「SDI WE ARE DESIROUS OF PEACE」
音色が4オペのFM音源の音のように深く透き通っていて実に良い感じだと思います。


「アーケード版 A-JAX Command 770」
この曲の目玉である冒頭のオーケストラヒットはやはりADPCMで鳴らしてほしかった。


「ファミコン版 メトロイド エンディングBGM」
よくあるFM音源アレンジといった感じです。ベーマガ1987年4月号にPSG版のプログラムが掲載されていて、それをMSX-AUDIO用に移植されたようです。


「アーケード版 レインボーアイランド メインテーマ」
特徴的な音色など原曲の雰囲気をかなりよく再現されていてたいへん良い感じだと思います。


「アーケード版 スペースハリアー メインテーマ2」
ドラムはやはりADPCMで鳴らしてほしいところです。
自分もこの曲をFM-PACで作ってHPに掲載(http://parupu.chu.jp/midi-mp3/arcade.html)していますので聞き比べてみるのもよいかと。


「アーケード版 グラディウスII STAGE 1,4 BGM」
STAGE 1 BGM
STAGE 4 BGM
ドラムやグラディウスIIの特徴的なコーラスはやはりADPCMで鳴らしてほしいところです。両方再現するにはADPCMがもう1音必要になってしまいますが。
自分もこの2曲をFM-PAC+SCCで作ってHPに掲載(http://parupu.chu.jp/midi-mp3/gradius.html)していますので聞き比べてみるのもよいかと。


「アーケード版 ファンタジーゾーン Hot Snow」
環境の違いもあるかもしれませんが、ベースやドラム(スネア)が少し軽い感じがします。

他にもMSX-AUDIO用の音色集や音色データをパラメーターへ変換するコンバーターのプログラムも掲載されています。ただし、コンバーターの変換式に不完全なところがあるので、パラメーターの値が正しく表示されない場合があります。


「アウトラン スプラッシュ・ウェーブ」
数年前の記事(https://parupu.hatenablog.com/entry/20120108/p1)でもこのプログラムと曲について言及しています。
16進数で記述されている3つの長いADPCMデータもすごいのですが、それらのADPCMデータを合成してしまうという荒業をやってのけます。スペースキーを押しながら実行するとそれらのADPCMデータを読み込んで演奏が始まります。

ADPCMだけでなくFM音源の音色もすばらしく、MSX-AUDIOをフルに使用しているこの曲はほんと別格です(^^


以上「MSX/MSX2/MSX2+ゲーム・ミュージック・プログラム大全集」に掲載されているMSX-AUDIO用のプログラムの曲、合計11曲を紹介しました。本業?の音楽の記事を書けたのは良かったです。引き続き打ち込みを進めていきます。