MSXマガジン 1985年7月号 プログラムエリア

別冊付録の「MSXランダムブック」は残念ながらありません。

長いプログラムが2本掲載されています。


「BOMB SHELL」
プログラムはBASIC部とマシン語部に分かれていて、9月号P201にセーブ方法などに関する注意記事が載っていますが、いまいちわかりにくいです。
かなりイカしたタイトル画面の後、スペースキーを押すと自動的にマシン語プログラムをロードしますが、ディスクを使用する場合は13000行を修正(「cas:」を削除)する必要があります。また、実機のディスクを使用する場合はCTRLキーを押下しながらの起動が必要です。

ロードランナーっぽい糸人間の自キャラや何匹もの敵キャラが出現し、マシン語を使用しているためなのか、それらがスムースにごにょごにょと動き周ります。

パズル的な要素とアクション的な要素を含み、ゲームとしてはよく出来ていると思いますが、敵キャラの追尾が異常に厳しく、1面をクリアするのもかなり難儀です。

難しすぎて通常の方法では面を進めることができないので、310行をアレして面を進めていきますが、8面がなぜかクリアできません。プログラムを何回か見直しても間違いはないので、そのような仕様なのだと思われますw

さらに10070行をアレして面を進めます。12面をクリアすると1面のマップに戻ってループし、プログラムを見ると38面をクリアすると1面にカウントが戻って永遠に戦いが続くようです・・・


「EARTH TREK
プログラムはオールBASICでなんと17KBもあります。9月号P201に訂正記事が載っています。

SLGなのかAVGなのか区別が難しいところですが、テキスト画面上でコマンドを入力してゲームを進めていきます。コマンドに関するヘルプなどは当然ないので、本誌に掲載されている説明を熟読することが必須です。

スタート直後。まずは勤務先の会社を探して出社しなければなりません。

勤務先に無事到着。原稿料をもらって印刷所の位置を教えてもらいました。

原稿をもらうため、筆者宅を探して移動します。

筆者宅に到着。原稿料を払って原稿をもらいました。

次の筆者宅に到着しましたが、原稿がまだできていないとのことで・・・

そうこうしているうちに時間切れでゲームオーバー。

勤務先や印刷所や筆者宅は毎回違っているようで、さらに不意なイベントが起こったりするので決まった攻略ができず、なかなか手ごたえのあるゲームだと思います。