写真は1965年にアメリカで発売され、日本においては1977年に発売されたベンチャーズのライブアルバム「THE VENTURES ON STAGE」のレコードで、A面は日本での公演の録音、B面はイギリスとアメリカでの公演での録音、とライナーには記載されています。
このレコードは私が小学生の頃に親に買ってもらい、とてもよく聞いていたのですが、観客の声援が一定の間隔で同じ声援がループしていて、当時「ライブなのに何か変だなあ」などとライブアルバムであることを疑っておりました。
先般購入したレコードプレーヤーでもこのアルバムを何回か聴きましたが、やはりループしている声援に違和感を感じたところでありました。
で、今日放送されたＦＭラジオ「山下達郎サンデー・ソングブック」でこのアルバムに入っている「JOURNEY TO THE STARS」と「YELLOW JACKET」が オンエアされましたが、その中で山下達郎御大が「実はこのアルバムがライブアルバムというのはフェイクで、スタジオで一発録音したものにMCを入れたものだ」と仰っていました。
このアルバムのライナーに「録音された日時その他のデータは明らかになっていない」など、それを匂わす表現がされていて、さらに大のベンチャーズマニアである達郎御大が仰っるていることなので、ライブがフェイクだというのはたぶん正しいのだと思われます。
そんなわけで20数年来謎に思っていたことはようやく解決したのでありました(^^
しかし、フェイクをそのまま売り出すとは今だったら大問題になりそうなのに、当時はおおらかな時代だったんだなあ。
